パッと目を引く和風デザインに、「山椒香る」「炙りうなぎだし」といった言葉が並ぶこの一杯。チキンベースの塩スープに、白焼きうなぎのエキスを加えたコク深さ。そして、別添のふりかけには山椒や七味が使われており、香りを楽しむことを意識した仕上がりになっているようです。
今回は、実際に手に取って食べてみた感想を、率直にレビューしていきたいと思います。期待と現実、果たしてどこまで一致したのか──。
購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
🐟基本情報

商品名 | 山椒香る塩そば 炙りうなぎだし仕立て |
メーカー・ブランド名 | 鶏だんご、麸、卵、ねぎを加えて仕上げました。 |
ジャンル | 即席カップめん |
発売日 | 2025年7月14日 |
購入場所 | ファミリーマート |
価格 | (税抜)270円 |
カロリー・栄養成分表示 | 393kcal |
アレルゲン | 小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン |
🟢パッケージの印象

まず目を引くのは、和を感じさせる落ち着いた配色。中央に大きく書かれた「山椒香る」という太字の毛筆体が、潔さと和風テイストをしっかり演出しています。食欲をそそる湯気立つそばの写真もリアルで、購買意欲を刺激します。
🍜中身をチェック──液体スープ&ふりかけの二段構え

フタを開けると、ピンクの液体スープの小袋が入っていました。パッケージにも「フタの上にのせて温めてください」と記載があり、調理の流れは一般的なカップ麺と同じです。「液体スープ」と「ふりかけ」が別々になっている点から、味へのこだわりを感じられます。緑のふりかけ袋は後入れタイプで、山椒や七味などがブレンドされている模様。
中の麺は細めの丸刃タイプです。トッピングは、黄色い卵、青ねぎ、つくね風の肉団子、そしてラーメンには珍しく「麩」が少量ずつ入っています。
全体的に具材の量は控えめで、パッケージ写真のような華やかさはあまり感じられません。ちなみに「炙りうなぎ」と書かれていた部分に関しては、あくまで「だし」であって、うなぎらしき具材は見当たらず、スープの風味として楽しむようですね。
🥢実食レビュー──控えめな香りと、じんわり優しい味わい

お湯を注いで待つこと約3分。フタをめくった瞬間に感じた香りは……想像より控えめ。炙りうなぎの香ばしさは「ほんのり」といった程度で、正直なところ、特筆するほどのインパクトはありません。
液体スープとふりかけを加えることでようやく、ほんの少し香りに奥行きが出る感じです。それでも、「山椒香る」という名前から期待した香り立ちとは少しズレがあるかもしれません。

スープはチキンベースの塩味で、塩分や甘さのバランスは穏やか。どこかうどん寄りの優しい味わいで、強いクセはありません。炙りうなぎのエキスが使われているとのことですが、うなぎらしさを明確に感じるのは難しく、良くも悪くも「上品な鶏塩スープ」といった印象でした。
麺は細めでツルッとした口当たりでした。具材は、麩が入っているのがお吸い物を彷彿させます。他にも、つくね風の団子や卵は淡白で、ラーメンというよりは和のテイストにこだわっている印象を受けます。
食べ進める中で印象が大きく変わることもなく、後味もあっさり。余韻に残る山椒の香りも控えめなため、「香りを楽しむ」系のカップ麺としては少し物足りなさが残ります。
📝まとめ
全体を通して、特に大きなクセもなければ強烈な個性もなく、とがりのない一杯というのが正直な感想です。香りや素材の説明から期待してしまうと、少し肩透かしを感じるかもしれません。そして、「うなぎ(だし)」はどこ・・・?
とはいえ、山椒や七味がほんのり効いたふりかけの香りは、食べる直前に「ちょっと楽しみになる瞬間」を与えてくれましたし、具材や麺も万人向けのバランスで、食べやすさという点では安定感のある仕上がりです。
「ちょっと変わった塩そばが食べてみたい」「刺激が強すぎるのは避けたい」という方には、一度試してみる価値はあるかもしれません。
コメント